ふゆの与太話

取り留めのない日々の事や好きな作品についてお話を

1日目です、こんばんは / 桜

3日坊主ならぬ2日坊主になってしまいました。

書くネタがないと続かないことを実感しました。

もう本当に仕方がない私です。

なので、毎日診断メーカーでお題出してSS書くことにしようかと。

というわけで、改めて1日目です。

 

 

診断メーカー【なんとなく可愛い / https://shindanmaker.com/937109

銀の匙を読んで手作りベーコンやソーセージを作ってみたくてうずうずする」

※桜…NL

 

「……やばい、北海道行きたい」

「……何だよ、突然」

 持っていた雑誌を置き、クッションで寝転がる彼女を見る。彼女は体を起こすと漫画を閉じ、その表紙を見せた。

「『銀の匙』だよ! 映画化もされたでしょ!」

「……俺は観てねぇ」

「えー、もったいなーい」

 彼女は隣に移動してくると、漫画を開いて中を見せる。

「あのねー、あのねー、豚を育ててバラしてベーコンやソーセージ作んの。やりたい」

「……やりたいか……?」

「やりたくないの!?」

「バラすのは無理だろ」

「あー、資格とかいるのかな」

 残念そうに肩を落とす彼女に、頭をかくと漫画を取る。

「塊肉買ってくればいいだろ。ただ、ベーコンもソーセージも道具が必要だな。そんなに作りたいならあとで見てくるか」

「いいの!?」

「いいよ。ただ、北海道じゃなく家でいいならだけどな」

「今この瞬間からここが北海道だよー!」

 勢いよく抱きつく彼女に倒される形でソファに寝転がる。

「北海道にしちゃあ暑いな」

「北海道だって夏は暑いんだよ」

「今は春だろ」

 上に乗っている彼女の頭を撫でると、彼女は満足そうに笑った。

「ふふ、燻製ってさ、木のチップとか使うんでしょ? 春なら桜の木とかいいよね」

「そうだな」

「楽しみだなぁ。早く作りたいなぁ」

「そうだな」

 胸に頭を乗せ楽しそうに笑う彼女に、自然と口元が緩む。新しい挑戦に対する期待か、わずかに胸がうずいた。

 

 

というわけで、今日からまた頑張っていきたいですね。

桜の開花が速報で伝えられたかと思ったら雪が降るというまさかの天気で驚きました。

また明日お会いできればと思います。