6日目です、おはようございます
6日目です。
初めての朝更新ですが、おはよございますの語呂が悪すぎるのでもう2度としないと思います。
と言いつつ、するかもしれません。
前から気になっていて、いつかポノック作品観よう観ようと思っていたのですが、やっと観ました。
『透明人間』は金ローだかなんだかで、抱き合わせの形で以前放送していたので観ていて、2作しか観ていない状態で言うのはあれですが、ポノック作品は最初に「悲しいのかな?」というローテンションを味わわせておいて、最後の最後で「よかった〜〜!!」って思わせるのがうまいな〜と思いました。
『カニーニとカニーノ』の話になりますが、これも最初、「え、みんないなく……?」と思っていたら、最後に「ああ〜〜〜〜そういうことでしたか〜〜〜〜!!!!!」と思ってほっとしました。
かかが出産から戻ってきてカニーニを抱きしめた瞬間は泣きました。
今思い出しても泣きます。
宮沢賢治の『やまなし』を思い出したので、普通に悲しいこと考えていました。
そんなことなくてよかったです。
さすが現代の物語。
昔の文学作品は、やはりどこか暗さがあるというか、後味の悪さというか、「いい話だったね!」と読後感がすっきりしたものはあまり多くないじゃないですか。
これが数十年間で変わった傾向かな、と。
もちろん、読後感のすっきりしない、それでいて夢中で読んでしまうような作品は多くありますが、大衆の目に触れる機会の多い作品はそういうもの以外が増えたのかな〜という気がします。
『悪の教典』とか『告白』とか、もっと古ければ『蛇にピアス』など、ここ十数年でも映画化される作品も変わったな〜と思います。
最近特に多いのが恋愛ものですよね。
昔から恋愛映画は一定の人気がありましたが、少女漫画原作の映画化が増えてから、小説も恋愛ものが多く映像化するようになった気がします。
映画ではないですが、『逃げる恥だが役に立つ』は一大ブームとなりましたね。
星野源さんをあの作品で知った人も多いのではないかと思います。
個人的に新垣結衣さんが好きなので、彼女にハズレはないと思って観ていましたが、とてもいいドラマでした。
昔は恋愛といえば月9のようなイメージもありましたが、現在はそんなこともなく、恋愛ドラマはどの局でもコンスタントに放送していますよね。
『きのう何食べた?』のドラマ化や、『おっさんずラブ』なども、現在同性愛に対する偏見が減ってきた、ということ以上に、恋愛ブームから来ていると思います。
そもそも同性愛を取り扱った作品というのは、今まで大々的に取り上げられてこなかっただけで、昔からドラマや映画になっています。
もちろん、BLと呼ばれるジャンルが近年市民権を得はじめていることで、以前に比べ有名な俳優さんを同性愛作品にキャスティングできたり、BLアニメ専門のレーベルが誕生するなど、BL・同性愛作品自体の露出が増えていることも理由にはあると思います。
しかし、それもこれもやはり「恋愛もの」の人気が高い所以かな、と生粋の腐女子は思うわけです。
少し前にTwitterで、好きな作品の二次創作でBLは読むけど、商業などオリジナルのBLは読まない、という人の意見を見てちょっと驚きまして。
生粋の腐女子は思いました。
「えっ、商業読まない腐女子っているの!!!??????」と。
いや、いていいのです。
むしろ、腐女子と呼ばれる存在がみんな商業BLも読んでいると思い込んだ私がいけないのです。
思い込みというのは視野を狭くするもっともいけないものです。
で、商業BLを読む腐女子と、二次創作BLしか読まない腐女子の違いを議論している方がいて、その中で、
「二次創作BLが好きな人は、キャラクターたちの関係性が好きで、彼らが恋愛していようが何していようがキャラクターが絡んでいるのが見たい」
「商業BLが好きな人は、そもそも少女漫画などの恋愛ものが好き」
という意見があって「確かに!!」と思ったわけです。
そもそも好きな作品があって、その既存キャラクターたちが好きで、そのキャラクターの絡みを読みたい人は、自分の知らないキャラクターたちが絡んでいるBL読んでも面白くないよな、と。
で、BLってボーイズラブの略称の通り、ラブを描いた物語なんですよ。
つまり、そもそもBL作品は恋愛が前提なのです。
どんなファンタジーだろうが探偵ものだろうが、絶対恋愛が必要なのです。
ベッドーシーンは作家さんや出版社さんによると思いますが、まったくないというのは少なく、恋愛+濡れ場+αがBLなんだな、と。
私はそもそも恋愛ものがめちゃくちゃ好きなんですよ。
乙女ゲーもやる夢女子でもありますし、BLはもちろん、NLもGLも恋愛が絡んでいればんでも好きなんですよね。
別に恋愛要素がない作品も読みだり観たりはしますが、やっぱり最終的には恋愛ものを観ていたり……。
昔付き合っていた人に「男同士絡んでの好きなんだろ?」とか「俺で変な妄想すんなよ!」(冗談でですよ。BL自体に抵抗はない方でした)とか言われて、まあ地元の同級生だったのでおおめには見ていましたが、普通にイラッとしたわけですよ。
私自身は腐女子であることに誇りを持っている、というか、それ自体言われることは全然抵抗ないんですが、何故イラッとしたんだろう、と長年疑問でした。
私は「きちんと恋愛をしている」からBLが好きなのであって、ただ男性同士が絡み合っているものには何も感じない、そんな薄っぺらな安いもんと一緒するな!!って気持ちだったんだな、と。
あと、「俺で妄想すんなよ!」は冗談で結構言われたのですが、それはまじで「こっちだって選ぶ権利くらいあるんだよ」と頭にきましたね。
彼のその言葉は、私が腐女子であることを尊重した結果、「こうしたら喜ぶだろう」と考え、お友だちと仲良くしてそう言っていたので、私のことを考えたの行動だったとは思いますが、普通に「やめてくれ」って感じでしたね。
恋人に「やめてくれ」を言えないのが私の欠点です。
アニメは百合作品が増えてきているので、BLの次は是非百合ものがもっともっと浸透すればいいな、と思います。